慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センターでは、第13回サイバーセキュリティ国際シンポジウムを開催いたします。 慶應義塾大学三田キャンパス(東京都)にて開催いたします。 国家安全保障、経済安全保障、社会保障という国際的なサイバーセキュリティ問題の探求を続け、地球の文明、気候変動、地政学的紛争、ランサムウェアの影響、日常生活におけるサイバー、生成AI、宇宙、デジタル技術の負の利用などに影響を与える課題について議論します。
今年のテーマは、「多国間の産官学連携による国家安全保障、経済安全保障、社会保障」です。 サイバーセキュリティは、あらゆる安全保障に不可欠な要素となりつつあります。 本シンポジウムの目的は、エネルギー、通信、輸送、金融、医療、水などの重要なインフラを含むライフラインを保護するために、サイバーセキュリティを統合するための行動を特定することです。 議論では、国、地域、G7、G20間のサイバーセキュリティの相違やギャップを検証し、ギャップに対処し、信頼できる多国間パートナーシップを構築するための実践的な行動を創出することが含まれます。
国家安全保障の領域では、ウクライナに対するハイブリッド型の攻撃と、それを教訓とした台湾有事の可能性の拡大が観察されました。 Five Eyes、AUKUS、Quad、NATOなど複数の二国間・多国間組織が、こうした国家安全保障上の懸念に取り組んでいます。 国家安全保障戦略を考えると、積極的な防衛が議論されています。
経済的安全保障の領域は、国家安全保障に拡大しつつあり、現在、民間企業は、レジリエンスがあり、安全でセキュアな重要インフラの準備を進めています。 グローバルなサプライチェーンを考えると、セキュリティ・クリアランスのスキームは国や地域によって異なります。
社会保障の領域では、国際的な国境を越えたデジタルデータの流れは重要なサイバーセキュリティをテーマに取り上げます。すなわち、G7デジタル閣僚会議で強調された「Data Free Flow with Trust(DFFT)」を達成するための国際的な相互承認、G7とG20が支持するInstitute Agreement for Partnership(IAP)などです。
本シンポジウムでは、サイバーセキュリティの3つの側面から、2日半にわたって主要な講演者とパネリストを招聘します。 政府、産業界、アカデミアによる国際的な多国間行動に向けて議論を行います。
基調講演、パネルディスカッション、専門セッションのほか、INCS-CoEパートナーが共有する国際的な共同研究、政策、教育項目について、同志国や地域、日本、米国、英国、EU、オーストラリア、イスラエル、フランス、インド、シンガポール、インドネシアとの間で、いかにして多国間のデジタル・トラストを実現するかを議論します。
タイムテーブルを含む詳細なプログラムは近日中に掲載します。 ハイライトは以下の通りです:
*プログラム内容は予告なく変更される場合があります。
慶應義塾大学 三田キャンパス
慶應義塾大学、米国MITRE社慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センター
無料
サイバーセキュリティ国際シンポジウム事務局
(株式会社イーサイド内)
Mail: cysec-lab-event@sfc.keio.ac.jp